関西出会い★長浜の「茶わん祭」が5年ぶり復活―5月4日開催 [長浜出会い]

長浜市余呉町上丹生地区に伝わる県無形民俗文化財の奇祭「茶わん祭」が、5月4日に行われることになった。

平安時代後期に始まったとされる歴史の長い行事だが、近年は地域の人口減少などから定期的に開催できず、今回は平成21年以来5年ぶり。

陶器などで飾り立てられた高さ10メートルの山車(だし)3台が練り歩き、1万人の観光客でにぎわう。


茶わん祭は、上丹生地区で良質の陶土が採れることから陶業が盛んになったのに伴い、平安時代後期、陶工が感謝を込めて丹生神社に陶器を奉納したのが始まりとされる。

現在は、上丹生地区にある3つの集落が、それぞれ1年以上かけて山車を制作。

山車には、陶器や人形などを飾り付けて民話や歌舞伎の一場面などを再現する。


祭り当日は、山車の上で笛や太鼓などを演奏しながら、丹生神社から八幡神社までの約700メートルを練り歩く。

華やかな衣装で着飾った子供たちが舞や踊りで随行。

八幡神社に到着すると飾りを支える長さ7メートルの竹を取り外し、それでも飾りが崩れない光景が披露され、祭りは最高潮に達する。


40~50年前は3年ごとに開催されていたが、人口の減少に伴い、祭りの担い手が減ったり、祭りを1回するのに約500万円が必要とされる費用の負担が難しくなったりして、祭りの維持が困難になってきた。

このため、自治会で祭りができるかどうかを検討、前回の21年は6年ぶりの開催だった。


今回は、近隣地区の住民らが協力することで5年ぶりに開催が実現した。

保存会の丹生善喜会長(68)は「長浜市も支援をしてくれる。5年ぶりににぎやかな祭りを開催し、多くの観光客に楽しんでもらいたい」と話している。



◆余呉町について
余呉町(よごちょう)は、かつて滋賀県の最北端に存在した町。
2010年1月1日、東浅井郡と伊香郡の他5町とともに長浜市へ編入された。
南部には余呉湖を擁し、琵琶湖との間には賤ヶ岳があり、南隣の木之本町との境界を成していた。湖から岐阜、福井県境までの北側のほとんどは峡谷も伴う険しい山岳地帯となっており、南北に通る余呉川と国道(北国街道)沿いも山深い。全国でも屈指の豪雪地帯であり、1981年(昭和56年)には最北部の中河内地区で積雪量6m55cmを記録している。日本最南端、且つ近畿以西唯一の特別豪雪地帯に指定されている。



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